【数式編】(逆伝播)出力層の重みとバイアスを更新する 2-(1)
ユニットo12 の重みの更新式
今回は ユニットo12 の重み の更新式を見ていきます。
以前求めた の更新式を参考にすると…
となることがわかると思います。
今回は ユニットo12 を対象としているので、 となっていることに注意してください。
計算手順は ユニットo11 と同じですが、再度順を追って見ていくことにします。
損失関数の偏微分
まずは について見ていきます。
損失関数の式を再掲しておきます。
この式を で偏微分します。
今回も左から第1項め、第2項め、第3項めとしてひとつずつ見ていきます。
・第1項めについて
まずは を見ていきます。
なので、
公式 を利用して、
よって、
公式 を利用すると
以上より、
・第2項めについて
次に を見ていきます。
第1項めと同様に、
なので、
よって、
公式 を利用して
は先ほど求めたので、
以上より、
・第3項めについて
最後に を見ていきます。
内容は第1項めとほとんど同じです。
なので、
よって、
公式 を利用して
以上より、
・まとめると…
を求めようとしていて、
とわかったので、
(※ 教師データは one-hot 表現としているため、)
まとめ: の更新式
以上((1)、(2))から、 を調整するための具体的な更新式は以下のようになります。(※ は学習率)